竹原慎二さんは8年前に“余命1年”の宣告「ジムから日本チャンプを、そのために生きる!」
入院中には女房から「退院したら挑戦したいことを書いて」と言われ、いろいろ書きました。体調が良くなってすぐに実行。フルマラソンは2年後に達成。それと富士登山は女房と登りました。「東京五輪を見るまで絶対生きる」も昨年達成。
それからゴルフでシングルプレーヤーになること。これはまだちょっと難しい(笑)。
今はユーチューブが楽しい。ダイレクトメールで「俺とスパーリングやってくれ」と送ってくるヤンキー風の若者もいてジムでスパーやる様子を配信したことも。相手して痛めつけたりしますよ(笑)。見てくれてる層が「ガチンコ!ファイトクラブ」みたいなのを求めてる人が多いんです。
そして最大の目標は僕のボクシングジムから、男子の選手で日本チャンピオンを出すこと。これは何年も苦戦中です。
一緒にジムをやってる畑山(隆則)も僕も、当たり前のように日本王者になれたのに「なんでおまえらはなれないんだ?」と。考えずに練習する選手が多いからでしょう。ボクシングは考えて練習すれば強くなれる。若い子がいっぱい入ったので、これからが楽しみです。
そのためにも、もう一つの目標は70歳まで生きることです。
(聞き手=松野大介)