蝉川泰果がアマ2勝の活躍でランキングに異変…大詰め賞金王争い“本当の獲得額”
【三井住友VISA太平洋マスターズ】第1日
(静岡・太平洋C御殿場C=7262ヤード・パー70)
今年は50周年記念大会。注目ナンバーワンは、ツアー史上初のアマチュア2勝を挙げ、プロ転向後2戦目となる蝉川泰果(21=東北福祉大)だ。
初日は6アンダーで首位の中西直人から3打差の3アンダー5位タイとまずまずのスタートを切った。
国内男子ツアーも今大会を含めて4試合。賞金王争いも大詰めだが、今年のランキングは蝉川の活躍により「異変」が起きている。9月のパナソニックオープンで史上6人目のアマ優勝を遂げた蝉川は、優勝賞金2000万円は手にできず1打差2位の岩崎亜久竜の懐に入った。岩崎は現在、約6529万円で賞金ランク7位。2位の賞金は1000万円。本来の獲得額は5529万円で10位以内にはいない。
賞金ランクトップを走る比嘉一貴にも同じことがいえる。現在の獲得額は約1億3686万円。これは日本オープンで史上初のアマ2勝目を挙げた蝉川が手にできなかった4200万円が含まれている。2位の賞金は2310万円だから、本当の獲得賞金は額約1億1796万円。ランキングはトップのままでも約1900万円減額となる。