山内日菜子が“地元の庭”で涙のツアー初V 昨年QTで見た地獄から一転、ホクホク好待遇に
【アクサレディス in MIYAZAKI】最終日
待遇の違いに驚くはずだ。
地元宮崎出身の山内日菜子(26)が、アクサレディス(宮崎・UMKCC/6565ヤード/パー72)で悲願のツアー初優勝。大粒の涙を流した。
会場は小学3年からプレーする「庭」とも呼べる熟知コース。今季の出場権を争うQTランキングは181位。レギュラーツアーに出場するには40位前後までといわれ、山内のランクでは下部ツアー出場も厳しいが、今回は主催者推薦で出場チャンスをつかんだ。地元の応援と「地の利」を味方につけて最高の結果を出した。
山内は昨年11月のファーストQTで、初日と2日目にクラブを15本入れる大きなミスを犯した。「練習に使う左利きのクラブなら大丈夫と勘違いしていた」そうだが、1日4罰打×2ラウンド=8罰打を受けたことで通算9オーバーとなり、最終QT進出に1打足りなかった。
「だから今回の優勝は地獄から天国です」と、ツアー関係者がこう語る。