メジャーで勝つには我慢のゴルフが必要 最終日までに首位と5打差にとどまれるかがカギ
メジャー優勝を意識して大会に臨んだら、コースコンディションに左右されず、トップに離されないガマンが必要です。
ちなみにメジャー2勝目を挙げたリリア・ブは初日イーブンパー33位タイ。2日目に5位に浮上し、3日目が首位タイと理想的な戦いでした。4月に勝ったメジャー「シェブロン選手権」後はケガによる不振のため予選落ちが続きましたが、治療して本来の振りが戻ってきたのが勝因といえます。メジャーに向けた取り組みがしっかりしていたのです。
会場はグリーンが大きく、傾斜が複雑でラインが読みづらい。パーオン率はどの選手も70~80%と高かったけれど、パット数は30を超えました。
それでも上位に来た選手は長い距離でも3パットをしない、グリーンを外してもパーを拾うなどしぶとさが光りました。
日本勢は海外組、国内組の合わせて16選手が出場し、10選手が決勝に進出とメジャーでの対応力が上がっています。
特に、全英初挑戦の岩井明愛は11位フィニッシュと畑岡に並ぶ日本勢トップの成績でした。普段から魅せるゴルフを目指して、攻める気持ちが強い。