原英莉花が女子ツアー2次予選受験の大英断 ヘルニア手術で「いつまでゴルフができるか…」

公開日: 更新日:

「腰の状態もあって(受験を)断念してきたりした。今回の手術を終えて、なおさらいつまでゴルフができるか分からない。困難なことがあっても何か道はあるし、それを乗り越えていけるかなと思ったので挑戦しようと」(原)

 渋野日向子(24)や古江彩佳(23)、勝みなみ(25)らが受けた最終予選会は10月10日までに世界ランク75位以内なら受験資格がある。原は現在190位。2次予選会を通過して最終予選会に進まなければならい。そこで20位以内に入れば、来季はほとんどの試合に出場できる。

 尾崎将司に指導を受ける原と同門の西郷真央(21)は同ランク62位。75位以内をキープして最終予選会を受けることを決めている。

 原と同世代の渋野や勝が米国で戦っていることも原の背中を押したのかもしれないが、本人が語っているように、いつまでもゴルフができる保証はない。19年の全英女子を制した渋野は国内6勝、勝は8勝、西村も6勝と、国内実績がある選手でも最高峰のツアーでは苦戦続きだ。国内4勝の原もすぐに米国で活躍できるほど甘くはないが、国内ツアーに安住せず、困難を乗り越える覚悟を決めたのはアスリートの本能だろう。来季は多くのファンが寝不足になるか。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    岡田阪神は「老将の大暴走」状態…選手フロントが困惑、“公開処刑”にコーチも委縮

  2. 2

    肺がん「ステージ4」歌手・山川豊さんが胸中吐露…「5年歌えれば、いや3年でもいい」

  3. 3

    巨人原前監督が“愛弟子”阿部監督1年目Vに4日間も「ノーコメント」だった摩訶不思議

  4. 4

    巨人・阿部監督1年目V目前で唇かむ原前監督…自身は事実上クビで「おいしいとこ取り」された憤まん

  5. 5

    中日・根尾昂に投打で「限界説」…一軍復帰登板の大炎上で突きつけられた厳しい現実

  1. 6

    安倍派裏金幹部6人「10.27総選挙」の明と暗…候補乱立の野党は“再選”を許してしまうのか

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    79年の紅白で「カサブランカ・ダンディ」を歌った数時間後、80年元旦に「TOKIO」を歌った

  4. 9

    阪神岡田監督は連覇達成でも「解任」だった…背景に《阪神電鉄への人事権「大政奉還」》

  5. 10

    《スチュワート・ジュニアの巻》時間と共に解きほぐれた米ドラフト1巡目のプライド