原英莉花にとっての米女子ツアー切符獲りのベストシナリオは? 日本女子OP優勝が大きな意味

公開日: 更新日:

 米国で2次予選会を受ける原は、今週の大会が終われば渡米するため、次週から2大会は欠場することが決まっていた。つまり、試合感が戻ってきた9月の日本女子プロ選手権から今大会までに優勝するか複数回上位争いしなければならなかったが、日本女子プロからの3試合は20位、予選落ち、32位と低迷。MRは動かず、TOTO出場に赤信号が灯っていた。

 そして臨んだ日本女子オープンは、3日目に首位に立つと菊地絵里香(35)を振り切り、3年ぶり2度目の優勝。女子オープン優勝は400ポイント。MR50位が一気に20位まで上がり、TOTO出場を確定させた。

■国内開催のTOTOに勝てばQシリーズはパス可能

 ツアー関係者がいう。

「腰の不安が解消された原なら、17日からの2次予選を通り、最終予選会(Qシリーズ=11月30日開幕米アラバマ州マグノリア・グローブGC)に進むでしょう。Qシリーズは昨年までは2週にわたり8ラウンドでしたが、今年から6日間6ラウンドになり、体力的にも少し楽になった。とはいっても、世界のチャレンジャーが目の色変える戦いです。国内開催のTOTOに勝てば、そのQシリーズを受けずにすみます」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    岡田阪神は「老将の大暴走」状態…選手フロントが困惑、“公開処刑”にコーチも委縮

  2. 2

    肺がん「ステージ4」歌手・山川豊さんが胸中吐露…「5年歌えれば、いや3年でもいい」

  3. 3

    巨人原前監督が“愛弟子”阿部監督1年目Vに4日間も「ノーコメント」だった摩訶不思議

  4. 4

    巨人・阿部監督1年目V目前で唇かむ原前監督…自身は事実上クビで「おいしいとこ取り」された憤まん

  5. 5

    中日・根尾昂に投打で「限界説」…一軍復帰登板の大炎上で突きつけられた厳しい現実

  1. 6

    安倍派裏金幹部6人「10.27総選挙」の明と暗…候補乱立の野党は“再選”を許してしまうのか

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    79年の紅白で「カサブランカ・ダンディ」を歌った数時間後、80年元旦に「TOKIO」を歌った

  4. 9

    阪神岡田監督は連覇達成でも「解任」だった…背景に《阪神電鉄への人事権「大政奉還」》

  5. 10

    《スチュワート・ジュニアの巻》時間と共に解きほぐれた米ドラフト1巡目のプライド