【ボートレース】女子王国福岡シリーズ(2)現役最年長の日高逸子選手、獲得賞金11億円を超える
順風満帆かに見えたが、落とし穴が待っていた。20年にF3本の大失態。180日間の出場辞退となった。
復帰したのは21年2月の鳴門。最下級のB2発進だが、いきなり優出5着と実力を証明した。
A1に向け再始動。トレーニングを積んでいたが、またまた悪夢が襲った。同年の夏に子宮に異常が発覚し、開腹手術で子宮を全摘出。幸い良性だったことで事なきを得た。還暦に近づいていることから体力的にも衰える時期だったが、そこから這い上がる精神力は半端ではない。
22年の3月の尼崎では女子最年長の60歳5カ月で優勝。通算勝利2474(10月5日現在)。通算優勝76回。生涯獲得賞金は11億円を超え、すべてにおいて女子レーサーではトップだ。
今月上旬の福岡で優出(4着)し、今期の勝率も6.24にまで上昇。A1のボーダー(6.20)は超えたが、油断は禁物。現在出走中の平和島と、次の戸田(10月28日~)でさらなる勝率アップを狙う。
彼女のブログ名「私は あきらめない」が、ボート人生のすべてを物語っている。