阿部監督は新生巨人で原野球を継承せず…目指すはライバル岡田阪神ばりの守備力強化
実際、巨人は本塁打数が84本で約半分だった阪神の総得点555点に対し、523点と30点以上の差をつけられた。
際立つのが四球数で、巨人の365に対し、阪神はリーグトップの494。この差が打線のつながりに影響したのは明らかだ。原前監督、大久保前打撃コーチが積極打法を奨励した結果、淡泊さに拍車がかかった格好だ。
■「チーム打率はトップでも得点能力は低かった」
「(巨人は)チーム打率はトップでしたが、得点能力は低かった。進塁打であったり、走者を進めることが大事。みんなで意識してやっていく」とは、就任後に出演したテレビ番組での阿部監督のコメント。阪神に関して、「あと一本のところだったり、僅差で負けることも多かった」と話し、打線のつながり、しぶとさでも、ライバルを手本にする。