巨人・阿部新監督「一塁・岡本」「三塁・坂本」「遊撃・門脇」早くも固定明言の深謀遠慮
巨人の阿部慎之助新監督(44)が原前監督を反面教師にする方針を打ち出した。
22日に岡本和真(27)の一塁、今季終盤に定着した坂本勇人(34)の三塁、ドラフト4位ルーキー門脇誠(22)の遊撃レギュラー起用を明言。有望株の秋広優人(21)については「自分で勝ち取って欲しい」としたものの、前出の3ポジションは「固定」して戦う姿勢を見せたのだ。
■昨季の岡本はポジションたらい回し
特に4番の岡本和は、41本で3度目の本塁打王となった今季、「複数ポジション制」を推奨する原前監督の方針のもとで、三塁で84試合、一塁で75試合、左翼で9試合に出場するなど、たらい回しにあった。元監督の堀内恒夫氏は自身のブログで「(岡本和を)シーズン途中に ファーストだけじゃなく レフトまで守るなんて そんな簡単にたらい回しのように変更されてしまってはチームが落ち着かない」と指摘。メンバーを固定して戦った阪神・岡田監督と比較しながら、原監督の采配を批判していた。
阿部監督はそんな岡本和の意向を確認したうえで、「『ファーストやります、やりたいです』と言ってきた」と明かしている。