「地球を持ち上げるようにせり上がるんだ」琴ノ若に祖父・琴桜の教えは受け継がれるか

公開日: 更新日:

不知火型は短命横綱になるジンクスが

 娘婿の元関脇琴ノ若が部屋を継ぎ、孫の琴ノ若が大関になって琴桜を名乗ると思われたが、「琴ノ若」の名を一度大関に上げた後、夏場所から改名したいという。

 琴桜の横綱土俵入りは不知火型だった。いかつい風貌と太鼓腹、両腕をきれいに開いたせり上がりは、攻めの型らしい迫力があった。83年、隆の里が横綱になって不知火型にするというので、綱打ちに来て指南している。

「いいかい、地球を持ち上げるようにせり上がるんだ」

 手本を見せる姿から、現役時代が思い出された。不知火型は短命横綱になるジンクスがあり、琴桜もそうだったが、白鵬(現宮城野親方)で払拭されている。琴ノ若に祖父の教えが伝わる日は来るか。「地球を……」はいつの時代も堂々と書ける名言だと思う。

▽若林哲治(わかばやし・てつじ)1959年生まれ。時事通信社で主に大相撲を担当。2008年から時事ドットコムでコラム「土俵百景」を連載中。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    “3悪人”呼ばわりされた佐々木恭子アナは第三者委調査で名誉回復? フジテレビ「新たな爆弾」とは

  2. 2

    フジ調査報告書でカンニング竹山、三浦瑠麗らはメンツ丸潰れ…文春「誤報」キャンペーンに弁明は?

  3. 3

    フジテレビ“元社長候補”B氏が中居正広氏を引退、日枝久氏&港浩一氏を退任に追い込んだ皮肉

  4. 4

    フジテレビ問題でヒアリングを拒否したタレントU氏の行動…局員B氏、中居正広氏と調査報告書に頻出

  5. 5

    やなせたかしさん遺産を巡るナゾと驚きの金銭感覚…今田美桜主演のNHK朝ドラ「あんぱん」で注目

  1. 6

    下半身醜聞ラッシュの最中に山下美夢有が「不可解な国内大会欠場」 …周囲ザワつく噂の真偽

  2. 7

    大阪万博を追いかけるジャーナリストが一刀両断「アホな連中が仕切るからおかしなことになっている」

  3. 8

    今田美桜「あんぱん」に潜む危険な兆候…「花咲舞が黙ってない」の苦い教訓は生かされるか?

  4. 9

    “下半身醜聞”川﨑春花の「復帰戦」にスポンサーはノーサンキュー? 開幕からナゾの4大会連続欠場

  5. 10

    フジテレビ第三者委の調査報告会見で流れガラリ! 中居正広氏は今や「変態でヤバい奴」呼ばわり