参加24カ国で母国人監督だったのは日本とイランとオーストラリアの3カ国だけ
熱狂的なサポーターの存在は、4年前のUAE大会ではついぞ見られなかった。アジア杯そのものの注目度がアジア全域は言うまでもなく、世界的にも広がっているという印象を明らかなレベルアップとともに実感した。
その一因として挙げられるのが、外国人監督が増えたことである。
参加24チームの中で自国の監督がチームを率いたのは日本(森保監督)、イラン(ガレイノー監督)、オーストラリア(アーノルド監督)だけ。それ以外の21チームが外国人監督を招聘していた。
内訳はドイツ(クリンスマン/韓国)、イタリア(マンチーニ/サウジアラビア)、ポルトガル(ベント/UAE)、フランス(トルシエ/ベトナム)、スロバキア(タルコビッチ/キルギス)、ノルウェー(アンデルセン/香港)、スペイン(マルケス/カタール、カサス/イラク)ら欧州勢が8人。アジア勢では韓国(シン・テヨン/インドネシア、キム・パンゴン/マレーシア)と日本(石井正忠/タイ)の3人。南米はアルゼンチン(ピッツィ/バーレーン、クーペル/シリア)の2人。アフリカ勢がモロッコ(アモータ/ヨルダン)、チュニジア(ダブー/パレスチナ)の2人。他にクロアチア、セルビア、モンテネグロら旧ユーゴスラビア勢が6人といった具合だ。