U23アジア杯優勝に導いた大岩剛監督の「ポスト森保」はパリ五輪でのメダル次第
しかし、鬼木監督は23年Jリーグで8位に終わり、今季は現在16位と降格圏内(18~20位)手前に低迷。長谷川監督はG大阪を離れて指揮を執ったFC東京、22年に就任した名古屋でリーグ中位をウロウロするばかり。「2人とも評価が下がって、ポスト森保候補から外れる一歩手前の状況」ともっぱらだ。
「大岩監督は10年に鹿島を最後にユニホームを脱いだ際、フロントから『指導者に向いている』と評価されてコーチに就任した。鹿島で引退直後の選手がコーチに採用されたのは大岩監督が初めてでした。17年シーズン途中に監督に昇格。在籍した3シーズンで4位以下に落ちたことはなく、18年にはACL(アジアチャンピオンズリーグ)を制覇。19年シーズン終了後に退任するとJクラブから監督として引く手あまただったが、パリ五輪を念頭に置いて浪人を選択。21年4月にU18日本代表監督に就き、同年12月にパリ五輪世代のU21日本代表監督に就任した。選手に対して厳しい言葉、優しい言葉をうまく使い分けながら、互いの距離感を適切に保つ指揮官として評価されています。パリ五輪でメダルを獲得したら森保監督の後任最右翼になる」(前出の関係者)