「右足にサポーターを巻いており、巡業で痛めた右膝が治り切っていないのでしょう。初日から3連勝だったといっても、破竹の勢いという内容ではなかった。2日目の北勝富士戦では、なるべく右足に負担がかからないように相撲を取っていたフシもあった。1つのケガをかばって他の箇所に負担をかけると、並のスポーツ以上にケガの連鎖となりやすい」(ある親方)
今年3月場所は大関陥落後、初めて小結まで番付を上げたものの、負傷で平幕に逆戻り。今回こそは、と奮起した矢先の悲劇だ。
救急搬送で病院に直行した朝乃山は、前頭12枚目。再出場できなければ実質3勝12敗扱いとなり、十両転落はほぼ確実。大関復帰に暗雲が漂ってきた。