パリ五輪なでしこ初戦はスペインに痛恨逆転負け…大きく見劣りした「決定的な差」初代監督が指摘
後半に入ってもスペインがペースを握り、70%のボール保持率で日本を攻め立てる。
29分に左FWカルデンテイが、ボンマティとのワンツーパスでペナルティーエリア内に進入。マークに付いたDF高橋はなを振り切って放った右足シュートはゴール右サイドネットに吸い込まれ、この勝ち越し弾で勝負あった。
「スペインはW杯の時よりもチームの総合力が格段にアップしていた」と初代なでしこ専任監督の鈴木良平氏が続ける。
「なでしこは2失点したとはいえ、DFラインはスペイン相手に大きな破綻を見せなかったし、ボランチのMF長谷川唯と長野風花のコンビも十分に機能しており、攻守の連動性も良かった。スペインとの決定的な相違点は、左右両サイドからの攻撃力が大きく見劣りすること。2戦目以降はチームとして<両サイド攻撃を活性化してシュート数を増やす>ことを徹底して意識し、勝ち点を伸ばしていってほしい」
2戦目の相手は世界ランク9位のブラジル。キックオフは日本時間29日午前0時である──。