FA目玉3選手、決断の行方…阪神・大山悠輔、ソフトB甲斐拓也、DeNA佐野恵太の去就は三者三様か

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ソフトバンク 甲斐拓也(31歳/捕手)実は心に秘めた在京志向

 大山と同じく、巨人が獲得調査を進めている。

 激務のポジションながら8年連続で100試合以上に出場したタフネスぶりはもちろん、17年から22年まで6年連続ゴールデングラブ賞を受賞。侍ジャパンの常連で、2ケタ本塁打を4度記録するなど、小力もある。

 常勝チームで不動の正捕手として活躍する一方、昨オフの契約更改では球団の複数年契約の提示を断り、現状維持の2.1億円でサイン。今オフの権利行使を視野に入れている。

「条件面でソフトバンクにかなう球団はないでしょうけど……」と、前出の編成担当がこう続ける。

「育成から這い上がり、向上心の塊で上昇志向が強く、在京志向があるとも聞いています。同じ育成からメジャーへ羽ばたいた同級生・千賀滉大(メッツ)の存在も刺激になっている。正捕手不在の巨人なら、十分にレギュラーを張れる。移籍の条件は整っているとみています」

 来季からは東京がホームになりそうな雲行きだ。

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