西武激震!「松井監督休養、渡辺GM現場復帰」の舞台裏 開幕前から両者には“亀裂”が生じていた
2度、驚いた。
昨26日のオリックス戦に5-2で快勝した直後に突然、球団から発表された西武・松井稼頭央監督(48)の休養。まだ残り98試合の時点での決断に加え、後任の監督代行を11年ぶりの現場復帰となる渡辺久信GM(58)が務めるというのだ。
西武OBの評論家、山崎裕之氏がこう言う。
「松井監督は就任1年目の昨年も借金12の5位に低迷し、今季もここまで15勝30敗でパの最下位に沈んでいる。チーム打率が12球団ワーストの貧打に直面しながら、接戦の好機で強行してチャンスを潰すなど、1点を取りにいく采配ができていない。休養も仕方がないと考えるが、ただしチームの低迷は松井監督の責任だけではありません。打線強化が課題とされながら、ドラフトや補強で効果的な手を打たず、外国人戦略も失敗続き。編成面に大きな問題があり、その責任者は言うまでもなく渡辺GMです。そのGMが結果的に監督に責任を押し付け、自らが後釜に座る。ファンの理解を得られるとは思えません。当然、チーム状態が上向かなければ、GM職も退く覚悟でしょうが……」