巨人・岡本和真「外野直訴」で見えた思惑…坂本絶賛の一塁、三塁でGグラブ賞の名手がナゼ?
巨人の主砲・岡本和真(28)が昨14日、ジャイアンツ球場で自主トレを公開。ティー打撃などで調整し、昨季終盤に痛めた腰の状態については、「治すというところから入って、ここまで順調にきている」と説明した。
昨季は全試合に4番として出場し、打率.280、27本塁打、83打点。4年ぶりのリーグ優勝に貢献したものの、チームはCSで敗退し、日本シリーズ出場を逃した。「CSで去年はやられているし、日本一になりたい。僕としては1年間けがなく貢献できたら」と抱負を語った。
阿部監督の今季の構想では、新助っ人のキャベッジが一塁に入る。三塁には昨季ゴールデングラブ賞を受賞した坂本がいるため、現段階で岡本は左翼にはじかれる可能性が高い。
「(守備位置は)与えられたところでしっかりやりたい。特にここをやりたいとか、どこがいいというのはない。行けと言われたところでしっかりやりたい」と謙虚な姿勢を示したものの、チームの大黒柱がたらい回しにされるような起用には、複数の巨人OBが異を唱えている。
2021、22年に2年連続で三塁、昨季は一塁手部門でゴールデングラブ賞を受賞している実績から、「内野は譲らない」と阿部監督に直訴してもおかしくないが、岡本と近い関係者がこう証言する。