来季の野手・大谷翔平に「メジャー史上2人目の偉業」の期待…制約多い二刀流こなしながらでも可能性十分
達成はウラジミール・ゲレロ(01、02年)のみ
大谷はエンゼルス時代から「グリーンライト」を認められ、昨季も自身の判断で盗塁を量産。投手の左右にかかわらず「総合的に判断してセーフになると確信する機会が増えた」と自信たっぷりに話していた。
ローテに復帰する今季は現実的に2年連続「50-50」は厳しいが、リアル二刀流実質1年目だったエンゼルス時代の21年には26盗塁、右肘靱帯と右脇腹を痛めて135試合の出場にとどまった23年は20盗塁をマークした。投手としての起用にある程度の制限が課されるうえ、大谷の長打力と機動力があれば「50-50」は難しくても、昨季同様「トリプルスリー」(3割、30本、30盗塁)をクリアするのは十分に可能だ。
過去、2年連続で「トリプルスリー」を達成したのは、メジャーの長い歴史の中でも、エクスポズ(現ナショナルズ)のウラジミール・ゲレロ(01、02年)しかいない。
今季の大谷は投打の二刀流をこなしながら、史上2人目の偉業を達成しても不思議ではない。
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ところで、いまや本場米国でメジャーリーグの顔となった大谷だが、2028年ロス五輪に本人は乗り気でも「出場できない可能性」が濃厚だという。いったいなぜか。どうして大谷は大舞台に立てないのか。その「3つの理由」とは。
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