松山英樹 マスターズ決勝進出!日本人勢は出場すら困難で孤軍奮闘...「ぼっちプレー」はいつまで続く?
22年の金谷拓実(26)は世界ランク50位で切符を得たが、現在の日本勢の同ランクは松山の6位が最高位。大きく開いて久常88位、中島啓太(24)104位、平田憲聖(24)115位と続く。金谷、久常、星野陸也(28)、大西魁斗(26)はPGAツアーを主戦場にしているが、久常がたまに上位に来るぐらいだ。
今は国内の賞金王が必ず特別招待される時代ではない。マスターズに出るには、世界ランク50位以内での招待が最もチャンスがある。それにはポイントが高い欧米ツアーで戦いたい。しかし、そもそもツアーメンバーになること自体が大変だし、なったとしても、トップクラス、その下のクラス、さらに下のクラスにそれぞれ同レベルの選手が密集しており、一足飛びに上位争いなどできない。
「星野や金谷、大西はそれを実感している。松山は別格です。日本のプロが予選を通過することさえ厳しいマスターズにアマチュアで出場した11年、いきなり27位でローアマになった。21年にアジア勢で初めて優勝し、PGAでも11勝している。今の日本勢に世界ランク50位以内をキープして毎年出場できるような選手は国内はもちろん、欧米ツアーにも見当たらない。まずは久常にもう少し頑張って欲しいところです」(ツアー関係者)
マスターズに出る日本選手が松山1人の時代は当分続くのか。