「いいことない」福田監督が白石隼也に送った強烈メッセージ
■20歳の誕生日にもらった深いメッセージ
撮影現場も和気あいあいとして楽しいという。
「福田さん自身が、怖くて頑固でピリピリしているというタイプではないですしね。脚本にもそれが表れているけれど、福田さんは子供心にあふれた遊び心のある方なんです。お酒を飲まないし、食事に行っても肉ばかり食べていて、今も本気でプロゴルファーになりたいなんて言っている。少なくとも“模範的な大人”とはいえないかも」
そんな福田監督とは映画の後も、食事を共にするなど連絡を絶やさなかった。そんな付き合いの中で、印象的な思い出がある。それは20歳の誕生日でのことだった。
「監督から誕生日のメッセージカードをいただいたんです。そこには<これから20代を迎えるわけだが、これからの人生、いいことなんてひとつもない>って書いてあった(笑い)。軽く生きろって言いたかったんだと思いますが、福田さんってそんな方なんです」
「もう一度福田作品に出演したい」という強いモチベーションで、役者として勉強してきた。そんな彼は昨年、映画好きの元同級生と自主制作で映画を撮ったという。