「いいことない」福田監督が白石隼也に送った強烈メッセージ
人気ミステリー作家・東川篤哉の原作小説をドラマ化して好評の金曜ナイトドラマ「私の嫌いな探偵」(テレビ朝日系)で、玉木宏演じる探偵の助手的立場の大学生・戸村流平を好演している白石隼也(23)。仮面ライダーウィザード役で一躍人気俳優の仲間入りをした若手が「僕の演技の基本」を身につけるに至った恩人が、このドラマでは脚本を担当している――。
その恩人とは、「ミューズの鏡」「コドモ警察」などのドラマや、映画「俺は
まだ本気出してないだけ」など多数の作品を手掛けた映画監督で脚本家の福田雄一氏(45)。実は「私の嫌いな探偵」でも脚本を担当している。
「実は僕、芸能界に入りたいなんて思ってもいなかったんです。大変お世話になっている叔母が勝手に応募したんです。ちょうど学校もつまらなくなってきていて、服も買ってもらえるというので、そのまま軽い気持ちでコンテストを受けました」
だから芸能界入りしても、仕事にはあまり熱が入らなかった。
「実際、オーディションにも落ちまくりました。その中で唯一、拾ってくれたのが福田監督だったんです。といっても、オーディションではみんなが必死に演技している中で、僕は芝居もせずに、ただ女の子の話をしただけだったのですが」