韓国最大手芸能プロに巨額脱税疑惑 トラブルも頻繁だった
韓国最大手のアイドル製造工場、日本でいえばジャニーズ事務所にも当たる「SMエンターテインメント」が、総額数百億ウォン(数十億円)に上る脱税疑惑でソウル地方国税庁による調査を受けている。タックスヘイブン(租税回避地)にペーパーカンパニーをつくって架空経費を計上したなどの疑いだ。
SM社には、少女時代や東方神起、BoAなど日本でも有名なアーティストがズラリ。最近の嫌韓の風潮で、少女時代のメンバーたちが見られなくなっているのは残念だが、紛れもなく日本での韓流ポップスのブームを牽引してきた超大手芸能プロだ。
だが、華やかな話題の陰で、所属タレントとの金銭トラブルも頻繁にあった。
「09年には、当時5人組の東方神起の元メンバー3人から収益配分などを巡って訴訟を起こされています。元メンバー側は公判で1年間のギャラが2000万ウォン(約190万円)だったと主張しています」(芸能記者)
■少女時代は今でも共同生活
確かに、あれだけ売れているのに少ないような気もする東方神起でこれなら、9人組の少女時代はもっと取り分が少ないはず。まあ、韓国芸能界は、搾取されるのが当たり前。昨年6月には、MBCドラマ「せがれたち」の出演俳優や韓国放送演技者労働組合が、ギャラ未払いで抗議の声明を出したばかりだ。