大阪万博記念公園に“間違えて”行ってもエエじゃないか! 公式HPで注意喚起も「1日1組はいる」
「芸術は爆発だ!」で知られる芸術家・岡本太郎の代表作「太陽の塔」が今月16日、国の文化審議会の答申を経て重要文化財に指定されることになった。太陽の塔といえば、1970年大阪万博のシンボル。当時の会場跡地に整備された「万博記念公園」(大阪府吹田市)には、現在開催中の大阪・関西万博の会場と間違えてやって来る人がチラホラいるという。何かと話題の公園を日刊ゲンダイ記者も訪ねた。
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「1日に1人は当園に間違えていらっしゃいますね」──。万博記念公園のスタッフに話を聞くと、そう言って「大半が海外からのお客さんですね」と続けた。
記念公園が公式ホームページで〈万博記念公園は2025年大阪・関西万博の会場ではございません〉との注意喚起を始めたのは先月30日のこと。さすがに日本人客で間違えるケースはほぼなくなったようだ。
園内を歩いていた60代の夫婦に話を聞くと「家が近いから、よく散歩しに来る」とのこと。2025大阪万博については「人混みが苦手やし、行かんなあ」と苦笑い。大阪府内在住の20代のカップルも「あえてこっち(記念公園)に来ました。(万博は)人が多そうだし、予約とかが面倒そうだし、今のところ行く予定はないですね」と口を揃えた。