「孤独のグルメ」ファン待望の新作も…海外ロケに一抹の不安

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 コアなファンにはうれしい知らせだ。あの井之頭五郎が1年3カ月ぶりに帰ってくる。

 先日、テレビ東京は「孤独のグルメ」シーズン5を10月2日から放送することを発表した。「孤独のグルメ」は俳優・松重豊(52)演じる井之頭五郎が、仕事の営業先で見つけた食事どころにふらりと立ち寄り、感想をブツブツと言いながら食べるだけのドラマ。人間模様もストーリーも何もない。そのシュールなシンプルさが受けて、特に中高年に好評だ。

 さらにうれしいのは放送枠が“出世”すること。これまで「嬢王」(05年)、「モテキ」(10年)など話題のドラマを放送してきた「ドラマ24」枠に移動する。14年には枠自体がギャラクシー賞特別賞を受賞したスペシャルな時間帯で、ファンにとっては誇らしい気分にもなってくる。ただし、ちょっと不安な面も。

「『シーズン5』では海外ロケも行うそうですが、この点がちょっと心配です。このドラマは主人公・井之頭が東京の下町のちょっと小汚い食堂風のところに入る“レトロ感”が魅力でした。東南アジアの雑多な街並みならなんとか似合いそうですが、ヨーロッパの高級店などに入ったらイメージぶち壊しです」(テレビ関係者)

 ドラマに登場する店は毎回、番組スタッフが自ら足を運んで探しているという。「海外ロケ」はそうしたスタッフへの“ご褒美”の意味もあるのだろうが、スタッフには引き続き、“場末”の店を探索して欲しい。

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