テレビ「ご意見番」世代交代も 松本人志の発言が共感呼ぶ理由
数多いる芸能界の“ご意見番”で、最近存在感を増してきているのが、ダウンタウンの松本人志(52)だ。要因は、レギュラー出演する日曜午前の情報番組「ワイドナショー」(フジテレビ系)でのコメントがファンや視聴者の共感を呼んでいること。その発言は、放送直後からあちこちで取り上げられている。
13日の放送では、記録的な豪雨に見舞われた茨城県・鬼怒川の堤防決壊について、被害者の精神的な苦痛をおもんばかりつつ、「ちょっと(報道の)ヘリ飛ばし過ぎじゃない? 時間決めてパッとやめないと」と苦言を呈した。続けて、「こういう時こそドローンでいいんでしょ? 接触でもしたらとんでもない二次災害」と、テレビ各局の報道が救助活動の妨げとなる可能性を指摘した松本に対し、ネットでは<この発言は正論><これは松ちゃんGJだね><最近の松ちゃんは正論だから困る>といった声が寄せられた。
明治大学教授による司法試験問題漏えいについては、この教授が教え子である20代の女性に対して恋愛感情があったと供述したことに、「おっさんというのは悲しいかな、そういう生き物なんですよ」と持論を展開。8月30日に国会前で行われた安保法制反対デモについては、「国会に向かって言う事なのかなあという気がしている。むしろ向こう(中国)から近付いてきているわけやから、戦争は。そっち(中国)に向かって言わないと。国会に向かって言ってたってしょうがないだろうと思います」と疑問を投げかけた。