NEWS23 岸井氏&膳場アナ総退陣なら「TBSは二度死ぬ」
「もちろん現時点で断定はできませんが、選択肢のひとつとして今後そういう方向で進む可能性も否定できませんね。どうせ辞めさせるなら、2人同時に辞めさせた方が各方面との関係をリセットしやすい。膳場さんを辞めさせる理由は“長すぎる”(来年で10年目)など、後からいくらでもつけられます」
前例はある。今年3月、それまで「ニュースウオッチ9」(NHK)のキャスターを務めていた大越健介氏と井上あさひアナが同時に降板したことだ。大越氏は自身のブログで原発に否定的な発言を繰り返していたため、官邸からの覚えが悪く、当時、井上アナについては“道連れ降板”などと言われたものだ。
一連のこうした人事情報についてTBS広報部は「番組制作の過程には、従来お答えしておりません」と言うのみだが、“膳場騒動”の前日(2日)、TBSの武田信二社長は定例会見で岸井氏への批判について「番組についてさまざまな意見が寄せられているうちのひとつ」、つまり“ワンオブゼム”と胸を張った。
その言葉通り、TBSは今こそ報道機関としての矜持を見せなければ、故・筑紫哲也キャスターがオウム事件の際に発した「TBSは死んだ」の言葉につづき、TBSは“二度死ぬ”ことになる。