連載小説<10> 現場近くで中東系の若い男が目撃されていた
【あらすじ】四谷にある大学の門近くで爆発事件が発生した。警視庁殺人犯捜査第三係の樋口顕は、早速捜査に乗り出す。公安までが現場に駆け付ける展開に、宗教的過激派による日本初の爆弾テロが疑われるが――。
◇ ◇ ◇
樋口は天童に尋ねた。
「捜査本部ですか? それ…
この記事は有料会員限定です。
日刊ゲンダイDIGITALに有料会員登録すると続きをお読みいただけます。
(残り1,288文字/全文1,428文字)
【ログインしていただくと記事中の広告が非表示になります】