リアリティーは二の次 石原さとみ「校閲ガール」の醍醐味

公開日: 更新日:

 石原さとみ(29)が存在感を見せつけた。主演ドラマ「地味にスゴイ! 校閲ガール・河野悦子」(水曜22時、日本テレビ系)の初回(5日)視聴率が12.9%をマークし、好発進をきったのだ。

 物語の合間には、自身が登場する柔軟剤(花王)と転職サイト(マイナビ)のCMも流れるなど、数字は稼ぐわ、カネは引っ張ってくるわ、テレビ局としては一石二鳥。さとみサマサマといったところだろう。

 コラムニストの桧山珠美氏が言う。

「くるくると変わる表情や畳み掛けるような早口のセリフ……演じる女優の武器を前面に押し出した『ザ・石原さとみ』ドラマでしたね。原作は小説ですが、まるで漫画の実写化のような味付けを施した新手の演出方法。若い世代は食いつきやすいかもしれません」

 総合出版社に途中入社したオシャレ命の28歳が主人公。石原は着せ替え人形のようにド派手な衣装をとっかえひっかえしていたが、トレードマークのたらこ唇でおでんにかぶりつく“サービスショット”も見応え十分だった。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    永野芽郁“”化けの皮”が剝がれたともっぱらも「業界での評価は下がっていない」とされる理由

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    僕の理想の指導者は岡田彰布さん…「野村監督になんと言われようと絶対に一軍に上げたる!」

  4. 4

    永野芽郁は大河とラジオは先手を打つように辞退したが…今のところ「謹慎」の発表がない理由

  5. 5

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  1. 6

    大阪万博「午後11時閉場」検討のトンデモ策に現場職員から悲鳴…終電なくなり長時間労働の恐れも

  2. 7

    威圧的指導に選手反発、脱走者まで…新体操強化本部長パワハラ指導の根源はロシア依存

  3. 8

    ガーシー氏“暴露”…元アイドルらが王族らに買われる闇オーディション「サウジ案件」を業界人語る

  4. 9

    綱とり大の里の変貌ぶりに周囲もビックリ!歴代最速、所要13場所での横綱昇進が見えてきた

  5. 10

    内野聖陽が見せる父親の背中…15年ぶり主演ドラマ「PJ」は《パワハラ》《愛情》《ホームドラマ》の「ちゃんぽん」だ