“最後の大物独身”佐々木蔵之介 40代最後の年の抱負語る
「役者としての僕には、決まった色や強い個性がない。それがかえってプラスに働き、いろんな役柄をちょうだいできているのかもしれませんね。役者の醍醐味を味わえるのは幸せなことです」
こう話すのは佐々木蔵之介(48)だ。
2014年公開の主演映画「超高速!参勤交代」が、時代劇では異例の興収15億円超のヒットを記録。人斬りより人間ドラマに重きを置いたコミカルな一作は、16年に続編が公開となった。17年は上半期だけで4本の公開が控える。
主演映画「破門 ふたりのヤクビョーガミ」(17年1月28日全国ロードショー=松竹)では初めてヤクザ役に扮した。
腐れ縁の口達者なビンボー建設コンサルタント(横山裕)とともに、持ち逃げされた映画製作の出資金を回収するドタバタ劇。関西やマカオを舞台にド派手なアクションにも挑んだ。
「僕が演じた桑原は、自分の正義に忠実で正直。『借りたカネは返すのが道理』という信念を命懸けで貫き通す猛烈なエネルギーの持ち主です。しかも、僕にとってネーティブの関西弁。演じていて幸せでした」