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二田一比古ジャーナリスト

福岡県出身。大学卒業後、「微笑」(祥伝社)の記者に。その後、「Emma」「週刊文春」(ともに文芸春秋)をはじめ、多くの週刊誌、スポーツ新聞で芸能分野を中心に幅広く取材、執筆を続ける。フリー転身後はコメンテーターとしても活躍。

「文春」に刺激されたメディア 今年の主流は直撃スタイル

公開日: 更新日:

 ワイドショーはすぐに「会見」を迫るが、週刊誌はお家芸の直撃。昨年、投資詐欺で起訴された人物という、いわくつきの不倫相手とマンションで6時間過ごした事実など、綿密な取材を経て江角を直撃。当人は無言だったが、フジテレビ勤務の1歳年上の夫は直撃に応じている。すでに2年近い別居を認めたうえで、江角に対する不倫疑惑や離婚話が出たことまで話した。

 過去、別居から元に戻った夫婦は少ないが、江角は不倫も離婚も否定したうえで「芸能界引退」宣言をした。成宮寛貴は薬物疑惑を報じられ引退したが、江角は不倫疑惑報道と同時に引退。まさか立て続けに芸能界からの引退宣言が出るとは。

 江角は「長嶋一茂邸の落書き」疑惑を機に主婦代表タレントの座から一転、主婦から総スカン。仕事を失っていた。引退もありえる現状だったとはいえ、直撃が引退発表の引き金になったという見方もできる。中身は違うが、それぞれ恋愛絡みのスキャンダル。計算された会見よりも直撃は想定外のハプニングがあり芸能人の素を垣間見ることができる。「文春」に刺激され、今年のメディアの主体は直撃になりそうである。

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