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二田一比古ジャーナリスト

福岡県出身。大学卒業後、「微笑」(祥伝社)の記者に。その後、「Emma」「週刊文春」(ともに文芸春秋)をはじめ、多くの週刊誌、スポーツ新聞で芸能分野を中心に幅広く取材、執筆を続ける。フリー転身後はコメンテーターとしても活躍。

キムタクがモノマネ解禁 ジャニー社長の“飾らない素顔”

公開日: 更新日:

 芸能プロ社長が公の場で発言することは少ない。もともと、マネジャーからの叩き上げでプロダクションを築いた人たちが大半。「我々はタレントの黒子。表に出るべきではない」というしきたりを重んじてのことだと思う。目立たなければならないタレントと好対照だが、社長の手腕が事務所の将来を左右する世界。「老舗」と呼ばれる事務所は社長の実績でもある。

 かつて「芸能プロに自社ビルはいらない」と言われたが、今や大手事務所の多くは自社ビルを持つまでになった。「ジャニーズ事務所」もしかり。この「アイドル帝国」を築いたのがジャニー喜多川社長である。

 今でこそ誰もが知る存在だが、ジャニー社長も以前は公の場に出てくることはなかった。芸能記者のなかでも、「ジャニーさんの逸話は聞いているが、顔は知らない」という人は珍しくなかったほど。「幻」だったジャニー氏が表舞台に出てきたのは2011年。「最も多くのコンサートをプロデュースした人物」としてギネスブックに認定された時のことだった。「受賞を受けるかな?」との声も強かったが、意外や、受賞コメントと公開用の肖像写真を出した。同時に年齢も公表。85歳になった今も精力的にプロデュースをしている。

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