松本人志が提唱 「タレント組合」が光当てる芸能界の暗部

公開日: 更新日:

 たとえば清水が嫌悪感を示した握手会。「手がぬるぬるしているおじさんとかに、すっごい気持ち悪い握手のされ方をする」としているが、その握手会を「ファンへの感謝」と言って、積極的に交流し売れていった女性タレントもいる。「おまえら面白いから出してやるよ」とゴールデンタイムのバラエティー番組のひな壇に並ぶ機会を得たお笑いコンビが、「ギャラは2人で5000円」もしくは「ギャラなし」と言われたからといって、いちいち文句を言っていては、貪欲なライバルたちに仕事を奪われるし、売れていくことはできない、という世界だというのだ。

■契約社会・米国はどうしてる?

 芸能界での労組構想を俎上に載せることで、参考にされているのが、米国である。映画俳優やテレビタレントらを対象にした「SAG-AFTRA」(映画俳優組合)という労働組合だが、城下氏はこう言う。

「米国の組合は映画のロケが米国内で行われる場合、地元スタッフを一定以上、雇わなければならないとか、向こうの業界全体で仕事を増やそう、より良き環境にしようとするものだと思います。個々の芸能人のギャラ交渉や、労働条件などの相談窓口としても機能しているのかもしれませんけど、それらは契約社会・米国では基本的におのおのがやるもの。日本でも売れる売れないにかかわらず、そうした交渉をしている芸能人は少なくありません」

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 芸能のアクセスランキング

  1. 1

    火野正平さんが別れても不倫相手に恨まれなかったワケ 口説かれた女優が筆者に語った“納得の言動”

  2. 2

    【独占告白】火野正平さんと不倫同棲6年 元祖バラドル小鹿みきさんが振り返る「11股伝説と女ったらしの極意」

  3. 3

    元グラドルだけじゃない!国民民主党・玉木雄一郎代表の政治生命を握る「もう一人の女」

  4. 4

    眞子さん渡米から4年目で小室圭さんと“電撃里帰り”濃厚? 弟・悠仁さまの成年式出席で懸念されること

  5. 5

    粗製乱造のドラマ界は要リストラ!「坂の上の雲」「カムカムエヴリバディ」再放送を見て痛感

  1. 6

    深田恭子「浮気破局」の深層…自らマリー・アントワネット生まれ変わり説も唱える“お姫様”気質

  2. 7

    綾瀬はるか"深田恭子の悲劇"の二の舞か? 高畑充希&岡田将生の電撃婚で"ジェシーとの恋"は…

  3. 8

    菊川怜の元夫は会社が業績悪化、株価低迷で離婚とダブルで手痛い状況に…資産は400億円もない?

  4. 9

    東原亜希は「離婚しません」と堂々発言…佐々木希、仲間由紀恵ら“サレ妻”が不倫夫を捨てなかったワケ

  5. 10

    別居から4年…宮沢りえが離婚発表「新たな気持ちで前進」

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大逆風の田中将大まさかの〝浪人〟危機…ヤクルト興味も素行に関する風評が足かせに

  2. 2

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  3. 3

    楽天・田中将大の二軍テスト続行を明言…“外様”今江監督ならではの「常識的判断」

  4. 4

    「(菊池雄星を)高1で超えてやる」 天性の負けず嫌いが花巻東に進学した“本当の理由”

  5. 5

    斎藤元彦知事&代理人弁護士「時間差会見」のあざとさ…二人揃ってPR会社美人社長をバッサリ切り捨て

  1. 6

    八村塁が突然の監督&バスケ協会批判「爆弾発言」の真意…ホーバスHCとは以前から不仲説も

  2. 7

    斎藤元彦知事が百条委トンズラで大誤算!公選法違反疑惑に“逃げの答弁”連発も「事前収賄罪」の可能性

  3. 8

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 9

    「終わらない兵庫県知事選」の行方…新たな公選法違反疑惑浮上で捜査機関が動く“Xデー”は

  5. 10

    斎藤元彦知事代理人の異様な会見…公選法違反疑惑は「桜を見る会前夜祭」と酷似、期待されるPR会社社長の“逆襲”