清水富美加は第2の能年玲奈? 問われる芸能界の労働問題
女優の清水富美加(22)が宗教団体「幸福の科学」への出家を表明し、芸能界を電撃引退した騒動は日を追うごとに波紋が広がっている。
幸福の科学側と清水が所属する芸能プロダクション「レプロエンタテインメント」の言い分は真っ向対立。レプロ側は14日夜、「本人の意思を最大限尊重」「希望に添う形で円満に話を進める」とのコメントを発表したが、幸福の科学側は再びレプロ側の悪質な労働条件などを糾弾。「体調を崩しながらも頑張り続けてきた富美加さんの状態を一切考慮せず、すでに入っている仕事をすべてやり遂げよと押しつけてきた」とFAXで説明し、芸能界が抱える前近代性や人権問題にまで飛び火している。
しかもレプロには、契約問題で揉めて改名まですることになった「あまちゃん」女優の能年玲奈(現在は「のん」として活動中)もかつて所属。同社は「逃げ恥」で大ブレークした新垣結衣ら人気タレントを多数抱える大手プロながら、能年、清水と続けざまに労働条件が問題になって退社に至っているため、はたして、いちプロダクションの問題なのか、それとも芸能界の構造的問題なのかという懸念にまで発展しているのである。