BPOからはダメ出しも フジMr.サンデー“舛添報道”の後始末
申立人側にとっては、無念のジャッジが下された。
舛添要一前都知事(68)の妻である雅美さんとその長男、長女が、フジテレビ系の情報番組「Mr.サンデー」(昨年5月22日放送回)について放送倫理・番組向上機構(BPO)に人権侵害等を訴える申告書を提出していた件。
BPOの放送人権委員会は4日、放送倫理上の問題はないとする見解を発表した。舛添氏側の訴えは“却下”される格好となったのだ。
舛添氏に関する政治とカネを巡る疑惑を取り上げた同放送回。問題視されたのは、平日朝に舛添氏の自宅兼雅美夫人が代表を務める「舛添政治経済研究所」事務所前で、番組スタッフから事務所家賃の流用疑惑について直撃された雅美さんが「いくらなんでも失礼です」などとキレる姿が映し出されたシーンだ。
申立書には登校時の子供2人も執拗な撮影行為で衝撃を受け、トラウマになったなどと肖像権侵害を主張。雅美さんが子供の撮影に抗議した場面も都合よくカット編集されたとし名誉毀損を訴えていた。