デキは悪くないが…実写版“ジョジョ”記録的大コケの敗因

公開日: 更新日:

 鳴り物入りで今月4日に公開された、山崎賢人(22)主演映画「ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章」が苦戦中だ。

 同作は世界的にも人気の同名コミックを初めて実写化。若い女性にファンが多い山崎を主演に抜擢し、原作ファン以外の動員も見込んでいたのだが、「全国週末興行成績ランキング」では2週目にして早くも10位圏外に。どこの劇場も閑古鳥が鳴いている。

「スペインロケまで敢行しただけに大赤字。ネット上では原作ファンの罵声が飛び交っています」(映画業界関係者)

 そんな状況を打開するためか、18日には本編のオープニング映像13分をYouTube上に公開。すると、ネット上では「こんなに公開したら見た人に対しても失礼!」など更なるバッシングの嵐が巻き起こってしまったのだ。

「タイトルに『第一章』とある通り、すでに『第二章』の製作が決定済み。本編も明らかに続編につながっている。出資しているTBSはこのところ映画事業が好調だったがまさかの誤算。映画のデキ自体は決して悪くないのですが、原作ファン向けなのか若者向けなのかターゲットがはっきりしなかったのが敗因でしょう」(映画ライター)

 それでもスポットCMでは「大ヒット公開中」の文字が……。このぶんでは「第二章」の集客にも苦労しそうだが、もう引き返せない。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    永野芽郁“”化けの皮”が剝がれたともっぱらも「業界での評価は下がっていない」とされる理由

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    僕の理想の指導者は岡田彰布さん…「野村監督になんと言われようと絶対に一軍に上げたる!」

  4. 4

    永野芽郁は大河とラジオは先手を打つように辞退したが…今のところ「謹慎」の発表がない理由

  5. 5

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  1. 6

    大阪万博「午後11時閉場」検討のトンデモ策に現場職員から悲鳴…終電なくなり長時間労働の恐れも

  2. 7

    威圧的指導に選手反発、脱走者まで…新体操強化本部長パワハラ指導の根源はロシア依存

  3. 8

    ガーシー氏“暴露”…元アイドルらが王族らに買われる闇オーディション「サウジ案件」を業界人語る

  4. 9

    綱とり大の里の変貌ぶりに周囲もビックリ!歴代最速、所要13場所での横綱昇進が見えてきた

  5. 10

    内野聖陽が見せる父親の背中…15年ぶり主演ドラマ「PJ」は《パワハラ》《愛情》《ホームドラマ》の「ちゃんぽん」だ