著者のコラム一覧
飯尾和樹

1968年、東京生まれ。お笑いコンビ「ずん」のボケ担当。小さめの目と大きめの耳とカリフラワーとパクチーが苦手な舌と、10代、20代で培った女性に告白してもこりゃちょっと振られるなと分かる察知能力を持つ48歳。

ミーアキャット似の割込み男が踏んだ「虎の尻尾師匠<上>」

公開日: 更新日:

 ペッコリ45度、ずん飯尾和樹です。先日、新幹線のホームで並んでいるときにある出来事が起こりまして。

 先頭から8番目くらいですかね、新幹線が到着したのでゆっくり前に進みながら乗ろうとしたら、30代半ばのミーアキャット似の男性が、自分の前の先頭から7番目ぐらいだった60代の細身の男性の前にス~ッと入り、何げに乗り込もうとしたんです。

 えっ、割り込みじゃないのかな? と思った瞬間、60代の男性が滑舌良く、「すいません、皆さん並んでますよ」と優しい口調なんだけれど、迫力のある感じで言い放ったんです。30代半ばのミーアキャット似の男性は失敬失敬、あ~あ~そうだったんだ。いま、気づきましたというしらじらしい小芝居、というより、臭さがにおってくる“屁芝居”をかましていると、60代の男性が滑舌良くボリュームをちょいと上げて、後方を指さしながら「あの帽子をかぶってる方が最後尾です」と、必殺仕事人の中村主水並みに静かにバッサリ! ミーア、いや、もうミーアキャットでいいですね。ミーアキャットは軽く会釈し、飯尾家世帯主の横をいやいやと呟きながら恥ずかしそうにフェードアウト。いや~、自分には、60代男性の背中にはサッカーのエースナンバー「10」が見えました!

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 芸能のアクセスランキング

  1. 1

    「アッコにおまかせ!」存続危機 都知事選ミスリードで大炎上…和田アキ子には“75歳の壁”が

  2. 2

    都知事選敗北の蓮舫氏が苦しい胸中を吐露 「水に落ちた犬は打て」とばかり叩くテレビ報道の醜悪

  3. 3

    石丸伸二氏に若者支持も「上司にしたくない?」…妻や同級生の応援目立った安野貴博氏との違い

  4. 4

    「天皇になられる方。誰かが注意しないと…」の声も出る悠仁さまの近況

  5. 5

    日テレ都知事選中継が大炎上! 古市憲寿氏が石丸伸二氏とのやり取り酷評されSNSでヤリ玉に

  1. 6

    松本人志の“不気味な沈黙”…告発女性が「被害受けた認識ない」有利な報道に浮かれないワケ

  2. 7

    石丸伸二氏は都知事選2位と大健闘も…投票締め切り後メディアに見せた“ブチギレ本性”の一端

  3. 8

    東山紀之はタレント復帰どころじゃない…「サンデーLIVE‼」9月終了でテレビ界に居場所なし

  4. 9

    安藤美姫が“不適切キャラ”発揮ならメディアは大歓迎? 「16歳教え子とデート報道」で気になる今後

  5. 10

    「アンメット」のせいで医療ドラマを見る目が厳しい? 二宮和也「ブラックペアン2」も《期待外れ》の声が…

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    都知事選2位の石丸伸二氏に熱狂する若者たちの姿。学ばないなあ、我々は…

  2. 2

    悠仁さまの筑波大付属高での成績は? 進学塾に寄せられた情報を総合すると…

  3. 3

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  4. 4

    竹内涼真“完全復活”の裏に元カノ吉谷彩子の幸せな新婚生活…「ブラックペアン2」でも存在感

  5. 5

    竹内涼真の“元カノ”が本格復帰 2人をつなぐ大物Pの存在が

  1. 6

    「天皇になられる方。誰かが注意しないと…」の声も出る悠仁さまの近況

  2. 7

    二宮和也&山田涼介「身長活かした演技」大好評…その一方で木村拓哉“サバ読み疑惑”再燃

  3. 8

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  4. 9

    小池都知事が3選早々まさかの「失職」危機…元側近・若狭勝弁護士が指摘する“刑事責任”とは

  5. 10

    岩永洋昭の「純烈」脱退は苛烈スケジュールにあり “不仲”ではないと言い切れる