鶴瓶さんが「兄さん、ちょっと出させて」と突然やってきて

公開日: 更新日:

 好楽が自宅に<池之端しのぶ亭>をつくったのは、師匠の先代円楽が江東区東陽町に寄席<若竹>をつくり、わずか4年8カ月で閉館してしまったことが頭にあったようだ。

「師匠は経営が苦しくなって借金がかさむと、すっぱりやめてしまった。バブルのいい時期に売り払って借金を返済したからよかった。傍らで見ていて、寄席を経営するのはいかに大変かわかりました。その点、しのぶ亭は家賃がいらないし、維持費もたいしてかからないから借金することがない。気楽なもんです」

 公演日程は不定期で、月に数回開催されるが、若手の勉強会に限らず、好楽の人脈で多くの売れっ子落語家が出演するという。

「正月興行は豪華ですよ。小遊三さん、昇太さん、たい平さんら笑点メンバーが出ますし、小朝さんも出てくれる。志の輔さんは毎年2日、立川流の新年会がすぐ近くの中華料理店であるので、その帰りに飛び入り出演します。出演者を事前に発表すると満員になっちゃうから内緒にしてます。飛び入りと言えば鶴瓶さんが、『兄さん、ちょっと出させて』と突然やって来る。仲間というのはありがたいもんです」

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    永野芽郁“”化けの皮”が剝がれたともっぱらも「業界での評価は下がっていない」とされる理由

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    僕の理想の指導者は岡田彰布さん…「野村監督になんと言われようと絶対に一軍に上げたる!」

  4. 4

    永野芽郁は大河とラジオは先手を打つように辞退したが…今のところ「謹慎」の発表がない理由

  5. 5

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  1. 6

    大阪万博「午後11時閉場」検討のトンデモ策に現場職員から悲鳴…終電なくなり長時間労働の恐れも

  2. 7

    威圧的指導に選手反発、脱走者まで…新体操強化本部長パワハラ指導の根源はロシア依存

  3. 8

    ガーシー氏“暴露”…元アイドルらが王族らに買われる闇オーディション「サウジ案件」を業界人語る

  4. 9

    綱とり大の里の変貌ぶりに周囲もビックリ!歴代最速、所要13場所での横綱昇進が見えてきた

  5. 10

    内野聖陽が見せる父親の背中…15年ぶり主演ドラマ「PJ」は《パワハラ》《愛情》《ホームドラマ》の「ちゃんぽん」だ