弁護士・三輪記子さんの人生を決めた池ノ上のバーでの一言
情報ワイド「ビビット」(TBS系)や、バラエティーでも活躍する弁護士の三輪記子さん。大学時代からある店に通い続け、朝まで飲んでは、いろんな人の話を聞いて弁護士になることを決意した……。
最初に飲んだのは学生時代。友だちの家で缶チューハイでした。「お酒って飲むと気持ちよくなるんだ」と最初からわかって、それ以来、お酒は好きですね。
東京大学で陸上部と映画研究会に入ってて、どちらも飲み会があったので、よく飲んでいました。ビールや焼酎だったかな。陸上部の練習が駒場なので、渋谷か下北沢はひとりでも徘徊して飲み歩いたり(笑い)。大学時代はどう考えても飲んでばかりでしたね。
酒席で忘れられないのは池ノ上にある「魔人屋」という気楽なバー。入り浸ってました。いろんな人が来るので面白いんです。芸能人も来るけど、偉い人だろうと私のような20歳そこそこの学生であろうと、40代のママがみんな平等に接する。だからお客同士も対等に話す。ママの家みたいな感じでスナックっぽい雰囲気ですかね。
私は焼酎のボトルを入れてました。よく飲む時は一晩で焼酎のボトル1本空いちゃうくらい。いろんなお客さんのお話を延々と聞きながら5~7時間いますから。魔人屋にいると「私が帰ったあとに面白いことが起きるんじゃないか」と考えて帰れなくなる。だから朝の閉店まで見届けたくていつも長く滞在し、ほぼ毎晩、記憶をなくすくらい飲んで。翌日も飲みに行く口実が、ママに「昨日、私、失礼なこと言ってませんでした?」と店まで聞きに行くこと(笑い)。「フサコ、全然大丈夫」と言われ、「そうでしたか。今日は早めに帰ります」と言って飲み始める。そしてまた朝まで。フフフ。