お蔵入り乗り越え 妻夫木聡&井上真央「乱反射」 の舞台裏

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 久しぶりの「家族」再会に加え、心底この日が迎えられて良かったという安堵の笑顔にも見える。19日に行われた、メ~テレ開局55周年記念ドラマ「乱反射」(テレビ朝日系、22日22時15分~)の制作発表記者会見。今週末の放送を前に、初共演で夫婦役を演じた妻夫木聡(37)と井上真央(31)、2人の子供役を演じた小岸洸琉くん(4)が登場し“一家3人”で和気あいあいムードを醸していたのだが、このドラマ、内容もさることながら、制作の舞台裏も一筋縄ではいかない事情を抱えていた。

 第63回日本推理作家協会賞を受賞した貫井徳郎氏(50)の同名ミステリー小説の実写化。我が子を亡くした事故の原因究明に奔走する新聞記者夫婦の物語なのだが、くしくも(?)別の夫婦が話題を集めることに……。そう、同ドラマのメガホンを取った石井裕也監督と女優・相楽樹(23)がデキ婚するきっかけとなった現場でもあったのだ。

 しかも、ドラマ自体のお蔵入り騒動も報じられていた。なんでも昨年夏にクランクアップし、年末年始か3月末までに放送予定だったが、キー局の派閥争いが要因でスライド。「相次ぐ延期を経て、ようやく今回、放送にこぎつけた」(テレビ局関係者)という。2016年10月から今年3月まで開局55周年と銘打ち、盛り上げていた期間には間に合わなかったとはいえ、現場スタッフもホッと胸をなでおろしていることだろう。

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