映画の効果で フレディ・マーキュリー現象が新宿2丁目でも

公開日: 更新日:

 2018年の最後の最後に思いもよらぬブームが巻き起こっている。人気バンド「クイーン」と、1991年に45歳の若さでこの世を去ったボーカルのフレディ・マーキュリーを描いた映画「ボヘミアン・ラプソディ」が大ヒット中なのだ。

 この余波はさまざまなところに及んでいる。新宿2丁目が賑わっているという。

 フレディは性的マイノリティーに対する偏見に屈せず、孤独感を抱きながら楽曲を作り、歌い続けたが、エイズに侵されてしまう。

 生前、日本が好きだった世界的スターは、来日するたびに老舗ディスコ「SAZAE」(現在は「NEW SAZAE」)に、「ただいま」と言って訪れていた。

 文豪・三島由紀夫が通ったといわれている有名店でもある。常連客には長年にわたってゲイの雑誌「薔薇族」で表紙を描いたことで知られるイラストレーターの内藤ルネさん(07年没)もいて、内藤さんの描いたイラスト(写真)にはフレディを彷彿させるものがたくさん残されているほど。新宿2丁目にとって映画のヒットは降って湧いたお祭りのようなものか。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    フジテレビ問題でヒアリングを拒否したタレントU氏の行動…局員B氏、中居正広氏と調査報告書に頻出

  2. 2

    “3悪人”呼ばわりされた佐々木恭子アナは第三者委調査で名誉回復? フジテレビ「新たな爆弾」とは

  3. 3

    「かなり時代錯誤な」と発言したフジ渡辺和洋アナに「どの口が!」の声 コンパニオンと職場で“ゲス不倫”の過去

  4. 4

    中居正広氏「性暴力認定」でも擁護するファンの倒錯…「アイドル依存」「推し活」の恐怖

  5. 5

    「よしもと中堅芸人」がオンカジ書類送検で大量離脱…“一番もったいない”と関係者が嘆く芸人は?

  1. 6

    菊間千乃氏はフジテレビ会見の翌日、2度も番組欠席のナゼ…第三者委調査でOB・OGアナも窮地

  2. 7

    入場まで2時間待ち!大阪万博テストランを視察した地元市議が惨状訴える…協会はメディア取材認めず

  3. 8

    米国で国産米が5キロ3000円で売られているナゾ…備蓄米放出後も店頭在庫は枯渇状態なのに

  4. 9

    うつ病で参議員を3カ月で辞職…水道橋博士さんが語るノンビリ銭湯生活と政治への関心

  5. 10

    巨人本拠地3連敗の裏に「頭脳流出」…投手陣が不安視していた開幕前からの懸念が現実に