著者のコラム一覧
桧山珠美コラムニスト

大阪府大阪市生まれ。出版社、編集プロダクションを経て、フリーライターに。現在はTVコラムニストとして、ラジオ・テレビを中心としたコラムを執筆。放送批評誌「GALAC」に「今月のダラクシー賞」を長期連載中。

ドラマもバラエティーも…関西テイストは関東では嫌われる

公開日: 更新日:

「後妻業」(フジテレビ系)の大阪弁がどうにも気色悪い。さぶいぼ(鳥肌)が出そう。とくに主演の木村佳乃と相棒の高橋克典。へんちくりんな大阪弁が気になってセリフが耳に入ってこない。やっぱり、こういうのはネーティブじゃないと。

 百歩譲って、大阪出身じゃなくても、せめて関西圏の出身者にして欲しかった。尾野真千子(奈良出身)だったらとつくづく残念。これだからフジテレビは……と思ったら、なんと関西テレビの制作とわかり、びっくり。

「なまりは国の手形」と言うが、大阪のテレビ局が大阪弁にこだわらないなんて。残念。まっ、そのいい加減さが大阪っぽいといえば、ぽいけど。

 視聴率に驚いた。東と西ではダブルスコアで関西が圧倒的に高い。どこで売ってるねんというようなヒョウ柄のおばちゃん、いつの時代やねんというくるくるパーマなどところどころ大阪人をバカにしてるんかという描き方なのだが、当の大阪人はこれを楽しんでいるということのようだ。

上沼恵美子のズケズケ独壇場


 そこで思ったのが、先週からフジが夕方に放送している「快傑えみちゃんねる」。ご存じ、上沼恵美子の冠番組で、関西では20年以上も続く人気番組だ。本当かウソかわからないが、上沼が「カンテレ60周年で、あなたの好きなカンテレの番組のアンケートを取ったら第1位だった」と自慢していた。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    永野芽郁“”化けの皮”が剝がれたともっぱらも「業界での評価は下がっていない」とされる理由

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    僕の理想の指導者は岡田彰布さん…「野村監督になんと言われようと絶対に一軍に上げたる!」

  4. 4

    永野芽郁は大河とラジオは先手を打つように辞退したが…今のところ「謹慎」の発表がない理由

  5. 5

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  1. 6

    大阪万博「午後11時閉場」検討のトンデモ策に現場職員から悲鳴…終電なくなり長時間労働の恐れも

  2. 7

    威圧的指導に選手反発、脱走者まで…新体操強化本部長パワハラ指導の根源はロシア依存

  3. 8

    ガーシー氏“暴露”…元アイドルらが王族らに買われる闇オーディション「サウジ案件」を業界人語る

  4. 9

    綱とり大の里の変貌ぶりに周囲もビックリ!歴代最速、所要13場所での横綱昇進が見えてきた

  5. 10

    内野聖陽が見せる父親の背中…15年ぶり主演ドラマ「PJ」は《パワハラ》《愛情》《ホームドラマ》の「ちゃんぽん」だ