俳優・京本政樹さん「人の恋愛を邪魔する女性イヤですね」
全面的に受け入れ、何でもハイ、ハイと聞く人がいいというわけじゃないです。仕事の話をしたり相談する時は、すでに自分の中で答えが出ていることが多い。背中を押してもらいたいんです。「AとBと、どっちがいい?」という時、「Aがいい」と思っているとします。そんな時は「Aがいい」と言ってもらいたい。理解した上で話を聞き、言ってほしいこと、なるほどと思う的確な一言を言ってもらいたい。実際、これまでそういう女性に助けられてきました。
「Aはダメ」「どっちもよくないわ」とマイナスのことばかりを言う女性とは、異性として関係が成立しない。それは2、3度会話しただけでわかります。男らしく見える人でも、非常にささいなことを気にするものです。
女性は手をつないで街を歩いたり、一緒に映画を見たりするデートを楽しみたい。でも、僕は女性とデートするような年齢にはもう芸能界に入っていたのでハナからできない。それを理解してくれそうにない女性には一線を引き、そもそも近づきませんでした。
外見でいいなと思うのは和装が似合う女性。浴衣を着ていると「お!」と思ったり、小股の切れ上がった女性、うなじがキレイな女性はステキだなと思います。男にとって母親のような女性が理想だって言いますけど、母親は普段、家でも着物を着ていて、45歳で亡くなった父親は「和服の似合う女性を探せよ」と言っていました。その影響もあるかもしれません。和服が似合うとか、大和撫子と言っても若い子には通じないかな。でも、今度の映画「翔んで埼玉」で主演している二階堂ふみチャンは24歳なのに、撮影初日からベテラン女優のような風格があって、しっかりしている。娘のような年齢でもしっかりしている女性はやっぱり魅力的です。