15年来の付き合い 中山秀征さんと語った情報番組の舞台裏
精神科医の名越康文さんが毎回、ゲストの“知られざる一面”に迫ります。第1回のゲストであるタレントの中山秀征さんとは、15年近く前から親交のある間柄。まずは、おふたりが共演する情報番組の舞台裏の話で大いに盛り上がります。
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Dr名越さん(以下敬称略)ヒデさんと初めてお会いしたのは2005年の「ラジかる!!」(日本テレビ系)でしたね。“これが東京のタレントさんなんだ”と感動したのを今でも鮮明に覚えています。東京の生放送は初めてでスピードの速さに慣れない僕は助けていただきっぱなしでした。
中山秀征さん(同) 僕自身も情報番組の司会は初めての経験で手探り状態。当時は情報番組やワイドショーの司会をやるタレントは、ほとんどいなかったですからね。
名越 では、どのように取り組んだのですか。
中山 制作スタッフには「コメンテーターの人選は硬派にしてください」とお願いしました。政治や事件、芸能スキャンダルなど多岐にわたるトピックをタレントだけで話すのは難しい。名越先生だったら精神科医の立場で、当事者の目線や発言などから精神構造を分析してくださいます。視聴者の皆さんに独自の見方や斬り方で伝えることができるので、番組にも深みと厚みが加わる。このスタンスは「シューイチ」(日曜7時半、日本テレビ系)にも投影されていますね。