「緊急取調室」で絶賛 真野響子“笑顔で狂気”に宿る存在感
ところが、普段の真野は、そんな役柄とは打って変わってサバサバした雰囲気が印象に残る女性らしい。
「10年ほど前ですが、真野さんを取材したことがあるんです。映画の宣伝で会見場に現れた真野さんはお美しく、“ザ・女優”のオーラがにじみ出ていましたが、実際に話すとユーモラスで、とても気さくな感じでした。取材後に写真撮影が行われたのですが、その時にメークさんが駆け寄って真野さんの化粧直しをしようとした。でも、真野さんは『いい、大丈夫だから』とそっと一言。そのとき登壇されていた女性は真野さんおひとり。恐らく、自分のメーク直しで時間を取られてしまうと他の出演者に迷惑がかかると判断されたんじゃないでしょうか。何げない一言でしたが、気遣いができるカッコいい女性だなと印象に残っています」(エリザベス松本氏)
当然とはいえ、日頃は不気味さや得体の知れなさとは無縁のようだが、いったん役に入ると視聴者を震え上がらせる。さすが、昭和の時代から長く活躍し続けるベテラン女優だ。