著者のコラム一覧
二田一比古ジャーナリスト

福岡県出身。大学卒業後、「微笑」(祥伝社)の記者に。その後、「Emma」「週刊文春」(ともに文芸春秋)をはじめ、多くの週刊誌、スポーツ新聞で芸能分野を中心に幅広く取材、執筆を続ける。フリー転身後はコメンテーターとしても活躍。

デビュー48年の郷ひろみはアイドル歌手として令和も進化

公開日: 更新日:

 歌手にはそれぞれ聖地がある。そんな忘れられない原点の池袋の聖地で、昭和から活躍を続けるアイドル歌手の郷ひろみ(63)が104枚目のシングル発売イベントを行った。郷のデビューは近くのショッピングビルの屋上だっただけに広場は初めて。異例な聖地でも、間近に郷を見られるとあって早朝から女性客で埋め尽くされた。昭和・平成と歌い続けてきた郷は令和になってもアイドル度はさらにグレードアップ。派手な衣装と踊りでファンを魅了した。演歌と違いアイドルを続けることほど難しいことはない。

 ジャニーズでは脱アイドルを図るべく俳優や司会業に転身を図るのとは対照的に、還暦を過ぎても郷はアイドルを続けている。他にこんな歌手はいない。そこには見えない努力も必要となる。体形の維持、体力、声帯までストイックなまでに私生活を管理しているという。これを続けるのは並大抵の努力ではないと聞く。数々のヒット曲は継続から生まれたものだが、続ける以上、欲しいのは新たなヒット曲。近年、ヒット曲に恵まれていないだけに、令和になって改めてその思いは強くなったと音楽関係者はこう話す。

「令和になり歌手も新たな出発点として捉えていて張り切っている人も多い。郷も新人に戻った気持ちで聖地の池袋を選んだのだと思います」

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    “3悪人”呼ばわりされた佐々木恭子アナは第三者委調査で名誉回復? フジテレビ「新たな爆弾」とは

  2. 2

    フジテレビ問題でヒアリングを拒否したタレントU氏の行動…局員B氏、中居正広氏と調査報告書に頻出

  3. 3

    菊間千乃氏はフジテレビ会見の翌日、2度も番組欠席のナゼ…第三者委調査でOB・OGアナも窮地

  4. 4

    中居正広氏「性暴力認定」でも擁護するファンの倒錯…「アイドル依存」「推し活」の恐怖

  5. 5

    大河ドラマ「べらぼう」の制作現場に密着したNHK「100カメ」の舞台裏

  1. 6

    フジ調査報告書でカンニング竹山、三浦瑠麗らはメンツ丸潰れ…文春「誤報」キャンペーンに弁明は?

  2. 7

    フジテレビ“元社長候補”B氏が中居正広氏を引退、日枝久氏&港浩一氏を退任に追い込んだ皮肉

  3. 8

    下半身醜聞ラッシュの最中に山下美夢有が「不可解な国内大会欠場」 …周囲ザワつく噂の真偽

  4. 9

    フジテレビ第三者委の調査報告会見で流れガラリ! 中居正広氏は今や「変態でヤバい奴」呼ばわり

  5. 10

    トランプ関税への無策に「本気の姿勢を見せろ!」高市早苗氏が石破政権に“啖呵”を切った裏事情