チュート徳井の所得隠しは常習か…国税局が狙う“隠し資産”
無申告は悪質性を立証しづらい。本人が「うっかりしていた」と言えば、それ以上、踏み込めないからだ。その無申告を繰り返していたということは、裏を返せば意図的に所得隠しを狙っていた疑いが出てくる。徳井は会見で、税務知識が欠如していた、みたいな物言いだったが、2014年8月のラジオ番組でこう発言していた。将来の海外永住計画を明かした際、具体的な都市名としてドバイを挙げた時だ。
〈ドバイに関していうと、税金というものが一切ないんのよ。所得税、消費税、何にもいらんのよ〉
要するに税務知識は十分。だからこそ、個人会社をつくったのだろう。徳井は修正申告したのだから、あとはホトボリが冷めるまでのんびりと、などと思っているのだろうが、そうはいかない。
徳井の会社「チューリップ」の登記簿を見ると、事業目的は、テレビや映画、舞台などの出演業務のほか、飲食店経営のコンサル、フランチャイズチェーン店の経営などに関する業務など幅広い。このため、税務当局は吉本興業から以外のカネの流れにも注目しているという。