NHK紅白“サプライズ”候補にあがる大物アーティストの名前
大みそかに行われる「第70回NHK紅白歌合戦」の出場者が14日、明らかになった。注目の初出場は菅田将暉(26)やKis―My―Ft2、日向坂46、Foorinら8組。“当確”といわれていたスピッツの名前はなかった。
「スピッツは過去に紅白のオファーは何度かあったようですが辞退しています。しかし、今回はNHK朝ドラ100回目の節目となる『なつぞら』の主題歌に『優しいあの子』が起用されました。現在放送中の『スカーレット』の主題歌を担当しているSuperflyが選ばれ、出場は確実と思われていたのですが……」(音楽誌記者)
「パプリカ」で初出場を決めたFoorinに楽曲提供し、昨年は地元徳島からの生中継が話題となった米津玄師(28)の名前もなかった。今回のNHKの発表で不思議だったのは紅組21組に対して白組は20組だったことだ。これでは「歌合戦」にならない。NHKの加藤英明チーフプロデューサーはスピッツの出場について「可能性を否定しない」、米津についても「皆さんの期待がより高まれば」と含みを持たせた。少なくとも、白組の出場はあと1組あるとみる専門筋は多い。音楽ジャーナリストの渡邉裕二氏が言う。
「紅組と白組の数が合わないのは、今回の発表とは別に『特別枠』や『企画枠』を含めて4~5組前後の“隠し玉”をNHKが用意しているからでしょう。おそらく話題性を高めるために小出しにしてくるはずです。デビュー25周年のGLAYやベストアルバムを発売した竹内まりやさん、矢沢永吉さん、海外のアーティストとして映画『ボヘミアン・ラプソディ』の興収が130億円を超え話題になったクイーンらの名前が挙がっているようです。もちろん、スピッツと米津玄師さんも追加発表される可能性はあります」
映画「ボヘミアン・ラプソディ」は昨年11月に公開され、現在も上映されている大ヒット作。NHKでは昨年11月に「SONGS」でクイーンが特集され、視聴者の熱いリクエストを受け12月に再放送された。今年は3月にドキュメンタリー番組が放送され、9月には「名曲アルバム」でも取り上げられた。また、20年1月に日本の3都市で4公演のライブも予定されており、すでにチケットは全公演売り切れ。“隠し玉”の筆頭候補はクイーンかもしれない。