櫻井翔ありきで半月早まった「紅白歌合戦」司会発表の裏側
今年の「NHK紅白歌合戦」(12月31日午後7時15分~)の司会者が発表され、NHK関係者は、「白組の櫻井翔は安定感、紅組の綾瀬はるかは好感度、総合司会の内村光良は盛り上げ役」と、起用の理由を解説する。令和の最初だから手堅くということなのだろうが、櫻井の白組司会は、実は半年以上前から決まっていたのではないのか。というのは、嵐メンバーの司会は今年が最後になるからだ。
「嵐は来年12月31日で活動を休止しますから、最後のステージとなる2020年の紅白は嵐スペシャルが企画されるでしょう。とても司会はできません。また、活動休止後、“単品”となった嵐メンバーが今のような人気を維持できるかといったら、なかなか難しい。司会で起用するなら、今年というわけです」(テレビ雑誌編集デスク)
櫻井は去年の平成最後に続いての司会で、「時代の大きな節目に、2年連続で大役を仰せつかり、身の引き締まる思いです」と語っているが、改元直前の今年4月29日に放送された「総決算!平成紅白歌合戦」でも司会を務めている。そのときから、時代またぎで大晦日の紅白とセットで考えられていたはずである。