アンタッチャブル“切れ味倍増”復活が大盛り上がりした背景

公開日: 更新日:

「10年間のブランクを全く感じさせない切れ味でした。徹底してボケ倒す山崎さんに一歩も引かずにツッコミまくる柴田さん。ものすごいパワーでした。基本的な話の筋は決まっていたとしても、相当アドリブが入っていると思います。ファンの方はこの瞬間を心待ちにしていたでしょうね」

 アンタッチャブルは、01年の「M―1グランプリ」スタート以来、関東勢で初めての王者。吉本興業を中心とした関西の漫才師に対して、一歩も引けを取らない実力派コンビだった。

 しかし10年に柴田が活動休止。女性トラブルが原因とされていた。その後、山崎はピンでも人気者になり、柴田も活動を再開させていたが、コンビでの活動はなかった。

「復活がこれだけ盛り上がった背景には、山崎さんが柴田さんのことをどう思っているのか一切口にしていなかったことがあります。“不仲説”も根強く囁かれていました。しかし今回のような漫才を見せつけられると、そんなモヤモヤした思いは一気に吹き飛んでしまった人が多いと思います。コンビ時代の活躍を知らない若い視聴者も含めて、“すごく面白い”と単純に思った人がほとんどではないでしょうか」(ラリー遠田氏)

 復活後、柴田はラジオ番組で、活動休止中も2カ月に1度、長い時で半年に1度程度は山崎と会っていたことを明かしている。年末年始の演芸番組が増える絶妙のタイミング。雨降って地が固まったコンビの活躍に期待だ。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  2. 2

    野呂佳代が出るドラマに《ハズレなし》?「エンジェルフライト」古沢良太脚本は“家康”より“アネゴ”がハマる

  3. 3

    岡田有希子さん衝撃の死から38年…所属事務所社長が語っていた「日記風ノートに刻まれた真相」

  4. 4

    「アンメット」のせいで医療ドラマを見る目が厳しい? 二宮和也「ブラックペアン2」も《期待外れ》の声が…

  5. 5

    ロッテ佐々木朗希にまさかの「重症説」…抹消から1カ月音沙汰ナシで飛び交うさまざまな声

  1. 6

    【特別対談】南野陽子×松尾潔(3)亡き岡田有希子との思い出、「秋からも、そばにいて」制作秘話

  2. 7

    「鬼」と化しも憎まれない 村井美樹の生真面目なひたむきさ

  3. 8

    悠仁さまの筑波大付属高での成績は? 進学塾に寄せられた情報を総合すると…

  4. 9

    竹内涼真の“元カノ”が本格復帰 2人をつなぐ大物Pの存在が

  5. 10

    松本若菜「西園寺さん」既視感満載でも好評なワケ “フジ月9”目黒蓮と松村北斗《旧ジャニがパパ役》対決の行方