獣神サンダー・ライガーのマスク越しから伝わる喜怒哀楽
「中学の頃からマスクマンに憧れていた理由というのが、その時にわかりましたね。あ、俺自分の顔をブサイクって認識してたんだって(笑)」(同前)
デビューしたときからマスクマンに憧れていた彼は、会社から「ライガー」を打診された際、二つ返事で快諾した。そのド派手なキャラクターはすぐにバラエティー番組制作者の目に留まり、「ウッチャンナンチャンのやるならやらねば!」(フジテレビ)からのオファーがやってきた。
彼は笑福亭仁鶴やオール阪神巨人を「神」とあがめるほど、お笑い好き。そのためか、バラエティーの出演にまったく抵抗はなかったという。
「『自分を表現したい』という共通のものがあるんじゃないんでしょうか、芸人とプロレスラーには。僕自身、リングは試合をする場でもあるけれども、自分自身を表現する場だとも思ってます」(同前)
マスクマンでありながら誰よりも表情は豊か。喜怒哀楽が伝わってくる。だからこそ「世にも奇妙な物語」(フジテレビ)や「レンタル救世主」(日本テレビ)などのドラマにもマスクをかぶったまま、出演できてしまう。